永平寺の開祖『道元禅師』は中国へと修業に渡った時、険しい山の中で椎茸を採っている一人の老僧に出会いました。 「こんなに厳しい仕事をご老人にさせるなんて」と思った道元禅師に老僧は、
「食材を扱う事は、それを口にする者の命を扱うという事。食事を頂く者の感謝は、命を持った食材に対する礼儀であり、食事に関わる全ての行いは、尊い修業です。」と諭されました。
『食べる』という行いは、命をいただき、命をつなげることです。
人として生きる上で大切な『食事』について、ルンビニこども園の食育では、『頂ける事への感謝の気持ち』を育むことから始めています。
一つには 多くの『おかげ』に感謝して有難く頂きます 二つには 自分の行いを反省し慎んで頂きます 三つには 不平を言わず欲張らず静かに頂きます 四つには すこやかに生きるため心して頂きます 五つには 正しい道を歩むよう願いを込めて頂きます |